COMMUNICATIONS
(広報・渉外)

P&Gを代表する
コミュニケーションと関係構築のエキスパート

P&Gとその製品ブランドを育て、ビジネス伸長に貢献する広報・渉外担当のプロフェッショナル

MISSION

コミュニケーションズ(広報・渉外)は、社内外のコミュニケーションの最前線に立ち、ステークホルダー(メディア、専門家、消費者、第三者機関などP&Gと関わりをもつ様々な人)を対象として広報・渉外活動を担当します。日々のコミュニケーションを通じて多様なステークホルダーと協力関係・信頼関係を構築し、影響力を発揮することにより、P&Gとその製品ブランドを守り、成長させていくことが使命です。


ROLE

コミュニケーションズには、3つのグループ(製品広報、企業広報、お客様相談室)があります。共通している役割は、それぞれのステークホルダーとのコミュニケーションをリードし、P&Gと製品ブランドのレピュテーション(評判・世評)を高め、ビジネス伸長に貢献することです。

KEYWORD

●積極的で影響力のあるコミュニケーション - Communication
状況・相手に応じたコミュニケーション戦略を立て、それに基づいた具体的なプランを通じて、ビジネスに貢献するのはもちろん、会社やブランドへの信頼を構築していくことが求められます。社内外の異なる様々なステークホルダーに合わせ、相手のニーズを深く理解した上で、こちらの要望・主張を伝えることのできる積極的かつ最も効果的な、卓越したコミュニケーション能力が重要です。

● 戦略性かつ専門性の高いコンサルテーションとリーダーシップ – Counsel 
オピニオンリーダーといった外部ステークホルダーに対する深い理解と知識をもとに、社内の関係部署に対して、ビジネス戦略へのコンサルテーションを行います。またビジネスを深く理解し、コミュニケーションズの強みを生かして、積極的な提案を行い、よりよいビジネス戦略の構築に貢献していくリーダーシップが求められます。

● 危機管理対応 – Crisis Mitigation & Preparation 
会社と製品ブランドを守るために、これから起きるかもしれない問題を予測し、そのリスクを最小限にするマネジメントプランをたてて危機に備えることが重要です。コミュニケーションズは、会社や製品ブランドに関連する不測の事態が起きた際、社内をまとめ、社外へのコミュニケーションの先頭にたち「危機管理対応」の中枢的な役割を担います。

● 世の中を味方に付けるステークホルダーマネジメント – Connection
コミュニケーションズでは、世の中に対して影響力の高いメディアや専門家、オピニオンリーダー、インフルエンサーなど、第三者である多様なステークホルダーと協働しながら、P&Gと製品ブランドの認知と信頼を高め、ファンを増やし、ビジネスに貢献していくことが期待されています。そのため、ステークホルダーの深い理解や、第三者の視点を通じた効果的なコミュニケーションを実行するための戦略および企画を立案・実施する力が求められています。

TRAINING

コミュニケーションズでは、入社当初から自分の担当をもち、OJTを通じて専門的なスキルを身につけられるだけでなく、アジアやグローバルレベルで実施されるトレーニングを定期的に受ける環境が整っています。また、会社レベルでのトレーニングが充実しており、コミュニケーションズとしてだけでなく、ビジネスパーソンとして活躍するために重要なスキルを習得することができます。

OUR JOBS

コミュニケーションズには以下の3つのグループがあります。それぞれのグループでは、数年ごとに異なるカテゴリーを担当したり、より大きなプロジェクトをリードしたりすることでキャリアとスキルを築いていくことができます。また、各グループは それぞれのステークホルダーに対するコミュニケーション戦略をリードしながら、協力体制をとっています。

COMMUNICATION GROUPS

Brand Communications
(製品広報)
  • 製品ブランドのPR戦略の立案・実行
  • オピニオンリーダーやインフルエンサーとの協働
  • メディアとの協働
Company Communication
(企業広報)
  • 企業ブランドの構築・強化
  • メディアとの協働
  • ​​​​​​​社内広報
Consumer Relations
(お客様相談室)
  • カテゴリー担当業務
  • サービス向上のためのイノベーション立案・実行
製品広報(Brand Communications)
各製品ブランドのビジネス目標を達成するために必要な広報戦略を立案し、メディアやオピニオンリーダー、インフルエンサーと連携しながらプランを実行していきます。メディアへの掲載やSNSを活用したPRなど、第三者視点の情報発信を通して、ブランドや製品のレピュテーション構築をリードします。また、製品ブランドを守る危機管理広報の役割も担います。

【主な業務内容】
  • 製品ブランドのPR戦略の立案・実行:ビジネス目標を達成するための包括的な広報戦略の立案と実行を牽引します。多様なステークホルダーに効果的かつ一貫したメッセージを発信するために、社内外の関係者と密に連携をしながら、ブランド・製品のレピュテーション構築に努めます。

  • オピニオンリーダーやインフルエンサーとの協働:ブランドや製品の魅力を理解・共感いただけるよう、オピニオンリーダーやインフルエンサーとの協働のもと、消費者へ効果的に製品やブランドの魅力を発信するためのコンテンツ作成をリードします。

  • メディアとの協働:メディアからの問い合わせ対応、取材対応など、メディアで製品やブランドの魅力を発信していただくための信頼関係の構築を担います。また、プレスリリースやPRイベント、タイアップ企画など、ビジネス目標に貢献するための積極的な機会創出を企画・立案・実行します。


企業広報(Company Communications)
製品イノベーションやビジネス手法、働き方、人材育成・組織構築、コーポレートシチズンシップといった多角的なアングルから、P&Gの企業ブランディングを牽引すると共に、幅広いステークホルダーを対象に社内外に広く情報発信をしていく役割を担います。

【主な業務内容】
  • 企業ブランドの構築・強化:企業ブランド構築のためのコミュニケーション戦略の立案・実施を牽引します。また、企業ウェブサイト(PG.com)、プレスリリースや出版物などを通じて、企業活動や情報の定期的な発信を行います。さらに、危機管理広報においては、社内関係者と緊密に連携し、社外へのコミュニケーションをリードするとともに、社内コンサルテーションの役割を担います。

  • メディアとの協働:
    製品ブランドを横断した会社を代表してのメディア対応、記者会見の他、ビジネスメディアや業界紙を中心に信頼関係の構築を担い、企業としての取り組みに理解を深めていただくことで、企業のレピュテーション構築に繋がる効果的なメディア掲載を目指します。また、専門家やオピニオンリーダーと協働しながら、企業活動の効果的な情報発信を行います。


  • 社内広報:全社会議のような社内イベントを通じて、社長による発信・情報共有や社員との対話の場づくりなどの社内コミュニケーションを企画・運営します。


お客様相談室(Consumer Relations)
P&Gお客様相談室は、会社を代表し消費者の方々との直接対話を担う唯一の部署であり、消費者の方々により快適に製品をお使いいただき、満足いただけるようなサービスを提供しています。日々の対話を通じ、P&Gと各製品ブランドに対するロイヤリティを深めていただくとともに、消費者から寄せられた声を社内にフィードバックし、製品・サービスが改善されるよう、社内外の関係者と協働します。

【主な業務内容】
  • カテゴリー担当業務:お客様相談室のカテゴリー担当リーダーとして、社内外の消費者サービス業務全体をリードします。新製品発売時の製品問い合わせ対応マニュアルの作成、消費者からのお申し出の分析、社内へのフィードバックを実施します。また消費者の方々の窓口となるコンタクトセンターの運営管理、コンサルテーション、ブランドごとにもつCRM(顧客管理)サービスも担当します。

  • サービス向上のためのイノベーション立案・実行:カスタマー(消費者)サービスマーケティングの考えに基づいた革新的アイデアや、グローバル共通のツールやサービスを日本に適した形で導入するなど、よりよい消費者サービスを提供するためのプロジェクトの立案と実行を担います。

Career Story

武田 佑介 (Yusuke Takeda)

コミュニケーションズ シニアマネージャー

2017年 P&Gジャパン 広報渉外本部(コミュニケーションズ)に新卒入社。企業広報を経て、ベビーケア、ホームケア、フェミニンケアなど様々なカテゴリーのブランド広報を担当。TVや新聞、雑誌などのメディア掲載の獲得やSNSを活用したPRなど、企業や製品のレピュテーション構築を担うコミュニケーションを幅広く経験。現在は、ヘアケアカテゴリーのブランド広報を担当。
P&Gのコミュニケーションズを選んだ理由
アメリカの大学に通っていた際、経営学やマーケティングの講義で頻繁にP&Gという社名が出てきたのが興味を持ったきっかけでした。

ビジネススクールに行かずとも実践からビジネスについて多くのことを学ぶことができ、また人を大切にする人材育成企業として聞いていたので、自分が成長できる環境に魅力を感じました。実際に採用試験が進む過程で、グローバルな環境で一年目から大きな裁量権を持つことができると知り、自らのオーナーシップや周りを巻き込むリーダーシップを養いながら、自己成長ができると思ったことが入社したきっかけです。

様々な職種がある中でコミュニケーションズを選んだ理由は、もともと人とのコミュニケーションが好きだったこともありますが、“P&Gの顔”として対外的に様々なステークホルダーとの関係性を構築し、企業・ブランドの “信頼”を高め、さらにその価値を消費者へ届けるという仕事に魅力を感じました。

メディアの方だけではなく、社外の様々な方々とも接点を持つこともでき、オピニオンリーダーなど各業界のプロフェッショナルの方々から新しい知見を得ることができるため、学びの機会に溢れている点もコミュニケーションズを選ぶ決め手になりました。



入社後に感じたギャップ
良い意味での違いがありました。想像以上に裁量権があり、自分の能力やスキルよりも高いレベルの仕事を早い段階で任されることにも驚きましたが、それを乗り越えてきた先輩社員や同僚の能力も想像をはるかに上回っていました。

ウィスパーを担当していた時、それまで生理用品ブランドであったウィスパーを新たに吸水ケアブランドとして発売するプロジェクトがありました。新ブランドの立上げという責任が重大なプロジェクトの中で、PR担当は私だけ。それまでの生理用品ブランドとはお客様が異なるため、お客様のお困りごとを理解するために消費者テストに同行し、そこで得たインサイトやトレンド、そのほかの要素をもとにチームで様々な議論をしながら、新ブランドのPRストーリーを作っていきました。

他にも、メディア向けの新ブランド発表会の企画・運営や発売後の記事掲載獲得なども担当し、代理店と協働してメディアの方々に働きかけながら、新ブランドの立上げをゼロから主体となり進めることができました。当時は、その裁量権の大きさに驚きましたが、やりがいの大きな仕事をすることができ、非常に充実していました。

また、同プロジェクトはアメリカのチームとも連携しながら進めていたので、市場背景や消費者のニーズが異なるからこそ、日本市場の状況や日本のお客様がどのようなことを求めているかなどを丁寧にコミュニケーションし、そのうえで提案や交渉、説得をし、日本チームがPRでやり遂げたいことを実行できるように進めていきました。

この経験を経て、グローバルとのコミュニケーションスキルを身に着けることができ、自己成長ができたと実感しました。



特に成長を実感したプロジェクト
入社2年目の時期に食器用洗剤「JOY」が数十年ぶりにリニューアルして、新製品を発売するPRイベントのプロジェクトリーダーを任されました。

国内はもちろん海外のビジネスチームや代理店の方々と連携し、PR戦略の策定や実行を進める中で、テレビや新聞、雑誌の記者の方々だけではなく、セレブリティの方々を含め100名以上のステークホルダーとやり取りをしました。それぞれビジネスやエンターテインメント、ライフスタイルなど、カテゴリーが異なる方々だったため、多方面に渡るコミュニケーションに奔走しました。

結果として多くの報道に繋がり、当時のP&Gジャパンのホームケア史上最も多くのメディア露出を獲得することができました。その裏側では社内からでてくる様々な意見の調整をはじめ、代理店と協働し、世間の関心と私たちが発信したいメッセージをうまく合わせながら、最終的なメッセージを決めるなど、より効果的なPRになるよう全体を取りまとめることに苦労しました。

それでも、裁量権とリーダーシップを持ってプロジェクトを最後までリードし、かつ期待された以上の成果を残すことができたので、自己成長を実現するだけでなく、社内からの信頼獲得やビジネス成長にも貢献することができ、とても大きな経験になりました。

もうひとつは、ビジネス成長だけではなく、社会貢献にもつながるプロジェクトをリードしたことです。

乳児用紙おむつ「パンパース」を担当していた際、「あなたらしい子育てが、いちばん。」という多様な育児を応援するプロジェクトの導入イベントを任されました。単に製品の良さや性能を発信するだけではない新たな試みで、育児の難しさを感じているすべてのママやパパに少しでも寄り添い、一律ではない多様な子育てや家族のありかたを認め合える未来を目指したプロジェクトでした。

プロジェクトは、組織体制や文化などの異なる行政やプロジェクトのパートナー企業の方々と連携しながら進めていたので、外部との協働においてもコミュニケーションスキルやリーダーシップなどP&Gで大切とされている能力が重要だと学びました。結果的にプロジェクトを通じて、ブランドイメージの向上つながったと共に地域社会にも貢献することができ、貴重な経験をすることができました。



P&Gで働くことの魅力
一番は社員の成長を支援してくれる環境がある事だと思います。責任を伴う重要な仕事を、入社間もない時期から任される文化があり、制度としても上司との定期的な面談(1on1)やメンター制度、能動的な参加が求められる高度な人材育成トレーニングが充実するなど自己成長のための環境が整っています。

企業文化の面でも、外国籍の上司や同僚も多く、働き方や文化、考え方がそれぞれ異なっているので、自分にとっての当たり前が覆る場面に直面し、その結果「ブレークスルー」が生まれることがとても刺激的です。

P&Gでは国籍の違いも社歴も関係なく、常に相手を尊重し、ビジネスの目的に立ち返りながら、最善の選択を行うという文化があり、この多様性がP&Gの強みであると感じています。世界中に拠点のある企業なので、グローバルな環境でキャリアの幅を広げる機会にも恵まれている会社だと思います。